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祇園町のほど近く。石畳の狭い路地を歩いて、宿の門をくぐると女将さんが、優しい京都弁でのお出迎えをしてくれます。

玄関に荷物を置いて、ふと見れば丸窓には花が活けられています。ほの暗い玄関の小さな庭園は、凛とした風格を感じさせてくれます。ご挨拶とともに、部屋に案内してくれる女将さんとのおしゃべりで、京都への旅気分がぐっと盛り上がります。
  部屋数は3部屋のこじんまりとした宿。2階に位置した部屋からは、小さな中庭を見下ろすことができます。見上げれば京都の街の瓦屋根が見えて、入って来る風が心地いい。

その昔は、待合茶屋だったこともあり、丸窓など、部屋のしつらえがどこか艶やかな雰囲気を醸し出しています。その昔、ここではどんな物語があったのでしょう。

そんな情緒ある宿が用意してくれる朝食は、塩鮭、野菜の炊き合わせ、そうめん、冷奴、小鉢と漬物、そして赤だし。品数が豊富なのにびっくり。朝から贅沢な食事になりそうですね。
  たくさんの品数ですが、どれもこれも野菜が中心で、薄味で出汁の風味が効いた味わいですから、するすると入って残さず食べられます。「一見、多いようにも見えるんですけど、みなさん残さず食べてくれるんですよ」と女将さん。

窓から見える中庭を眺め、歴史と情緒を感じながら、こんな京都の味わいを楽しめるのは、とっても贅沢な朝になりそう。この部屋で、今日はどこを回ろうかと計画を立てるのも楽しいでしょうね。小さな宿なので、部屋数が3部屋ですが、それぞれが隔離されているので他のお客様と顔を合わせる心配もありません。

こちらの宿は4名様で貸し切ることができるとのことなので、そちらもおすすめです。貸切ならお風呂も時間を気にせずに気兼ねなく入れるし、客室で夜更けまで旅の話や思い出話で盛り上がるのも楽しいはず。
秋の京都は、こんな情緒たっぷりの宿で京の味わいと風情を楽しんでみましょう。
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