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京都で生まれ、小学生時代をずっと京都で過ごした伊達さんにとって、京都は一番身近な町。今でも忙しい日々の合間、少しでも時間がとれると、京都に飛んでリフレッシュする。そんな伊達さんのお気に入りの宿が、花街・先斗町にある片泊まりの宿「三福」。以前はお茶屋だったという町家風情の宿だ。「私、旅館が好きなんです。すぐにゴロンと横になれる畳があるし、お布団のシーツにぴしっと糊がついているのが、気持ちいいでしょ」せっかく旅館に泊まるのだから、午後は早めにチェックインして、夕食時間まで部屋でゆっくりするのが伊達さん流。「窓から鴨川を眺めているだけで、くつろげるんです。表はにぎやかな先斗町ですが、部屋に入るとこんなに静かな空間がある。三福さんをはじめ、京都の旅館は、その思いがけないギャップがいいんですよね」。伊達さんお気に入りの2階の部屋は鴨川に面した京間の8畳。砂壁やゆがんだガラスなど、しつらいはお茶屋時代のまま。「座敷はいっさい手を加えないようにしています。築90年の建物ですから補修はしんどいですけど、豆粒ほどのお宿ですから」とご主人。伊達さんも京都では、ずっと町家住まいだったそう。「隙間風は入るし、暮らすのは大変でしたが、外に出てみると町家の住みやすさや合理性がわかりますね」三福は、今は関東暮らしの伊達さんがほっとできる“京都のおうち”なのだ。
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 | | | 鴨川を見下ろす2階の客室。鴨川の向こうには東山の山並が眺められる。反対側の先斗町の喧騒はここまで届かない。 |
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