世界のVIPに愛され続ける、憧れの名門「俵屋旅館」。ここの元副料理長がオープンした割烹と聞けば、思わず身構えてしまうが、さにあらず。足立政弘料理長が目指すのは、「同じレベルの料理をいかに安く提供できるか」。魚市場で目利きした魚と近所の農家のおばちゃんが持ってくる"かつぎ"の野菜を駆使し、セレブたちの舌を満足させてきた極上のだしで料理する。不要な飾りを排除し、素直に食べたくなる10品が次から次へと。対照的なのはコース以外の一品料理。こちらは常連に向けたぶり大根、豆乳コロッケなど普段使いのおばんざいで、これもまた魅力的。