「5000円なら、(この程度でも)まあ仕方がないか...とは言わせたくない」。キッパリ言いきるのは、坊主頭も印象的なご主人の静 武徳さん。天然ものの魚介が並ぶお造りに、下味をつけカラリと揚げた海老いもをかにの身たっぷりの銀あんで食べる一品やカキのウニ焼きも出れば、白子の湯葉揚げまで全7品が次々に登場するコースをいただけば、それも納得。いずれも、ご主人の心意気が伝わってくる力作ばかりだ。白子に添えるポン酢にしても、薄味の天つゆとだしで酸味をやわらげるひと工夫。家庭で応用できそうな料理のヒントも、ご主人に尋ねれば快く教えてくれるのもうれしい限り。本当の食いしん坊におすすめの一軒だ。