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うちのイタリアンはパスタ+1

にんにくと唐辛子のオイル

 

 アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノを日本語にすると、「にんにく、オリーブオイル、赤唐辛子」。この3点セットはイタリア料理の風味の基本となる。ここで大切なのは、油ににんにくと赤唐辛子の風味を移すこと。そのため、にんにくは香りのよい小ぶりのものを選んで。そして赤唐辛子は種が特に辛く口あたりも悪いので、必ず取り除いて使う。半分に切ってトントンすると種はすぐ出る。この油に香りを移す作業は、油の持つ香りや辛みをとかす性質を利用しているので、逆にいえば、にんにくも赤唐辛子も焦がしてはダメ。とりわけ赤唐辛子は乾燥していて皮も薄く、焦げやすいので、火を止めてから静かに風味を移すこと。にんにくも赤唐辛子も焦がしてしまったら、面倒でも一から作り直して。
   
 
にんにくと唐辛子のオイル
 
材料
にんにく 適量
オリーブオイル 適量
赤唐辛子 適量
 作り方
1. 房に分けたにんにくを皮つきのまま包丁の腹でつぶし、香りを出やすくする。つぶすのはにんにくは金気を嫌うため。
2. フライパンも油も常温で強火にかけ、皮をむいたにんにくを入れる。フライパンを傾けるとにんにくが浮き、焦げにくい。
3. ふつふつとしてきたら火を弱め、ときどき返しながら、にんにく全体がきつね色になるまでゆっくりと香りを出す。

4. 油はかなり高温になっているので、いったん火を止めてから、赤唐辛子(半分に切って種を抜いたもの)を入れる。
5. 10〜20秒ほど静かにゆすって辛みを油に移す。赤唐辛子は焦げやすいため、強火にかけない。このあと、残らず取り除く。
6. オイル系パスタのソースは、オイルにパスタのゆで汁を加えて静かにゆすり、油と水をなじませる――“乳化”させる。

 落合務さん
落合務さん「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」オーナーシェフ。東京都出身。B型。フランス料理を志していたが、イタリアでその魅力にハマる。1978〜81年の3年間、イタリアで修業、帰国後、赤坂「グラナータ」の総料理長に。17年間務め、97年に独立し、「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」をオープン。3800円のプリフィクスで、日本一予約のとれない人気店に。
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」
東京都中央区銀座1-21-2 安藤ビル1F  TEL/03(3567)5656  営/11時30分〜14時、18時〜22時(各L.O)  休/日曜  昼セット1200円、コース1800円〜。夜コース3800円。予約は2ヶ月ごとにとる。昼は当日の朝10時より店頭のボードに書いて先着順に。  アクセス/地下鉄京橋、宝町駅よりそれぞれ徒歩6分、3分 座席/40席
 
 編集部ウラ話
デリシャスのおいしい取材中に見つけた、ウラ話です。
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